第51回 日本消化器免疫学会総会

The 51st Annual Meeting of the Japanese Society for Mucosal Immunology

開催会場

事務局

第51回
日本消化器免疫学会総会
事務局
京都大学大学院医学研究科
消化器内科学
〒606-8507
京都市左京区聖護院川原町54
TEL: 075-751-4302
FAX: 075-751-4303
E-Mail:
jsmi51@kuhp.kyoto-u.ac.jp

ご挨拶

千葉教授
千葉 勉
京都大学大学院医学研究科
消化器内科学

このたび、第51回日本消化器免疫学会総会を担当させていただくことになりました。

免疫は生命の健康な営み、さらに疾患の予防、疾患の発症、のすべてに極めて重要な役割をはたしています。とりわけ近年、消化器臓器が生体全体の免疫組織として、非常に重要であることが分かりつつあります。特に腸管免疫の領域では、腸内細菌と自然免疫、獲得免疫との相互のコミュニケーションが、消化器疾患のみならず、肥満、糖尿病、高血圧、動脈硬化、など身体全体のホメオスタシスに深く関与していることも分かって来ています。また、炎症性腸疾患、自己免疫性の肝疾患、さらに近年注目をあびている、IgG4関連疾患などの病因病態についても、「消化器臓器全体の免疫反応」としてとらえることができるようになってきました。今回の学会では、こうした視点で、活発な議論が展開できればと念願しています。

今回、特別講演として、Tregの発見、概念の確立に中心的役割をはたしてこられた坂口 志文教授に、Tregがどのようにして発見されて、その概念がどのように確立されて行ったのか、についてお話をいただきます。また教育講演では、新進気鋭の京都大学、濱崎洋子先生に、胸腺についての最新の知見を、免疫学と月田研の伝統を引き継いだcell biologyの観点からお話をいただくことになっています。ご期待ください。

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